副業を始めて、少しずつ収入が増えてきた。
うれしい反面、「確定申告」という言葉を見た瞬間に、気が重くなっていませんか?
「なんだか難しそう」
「ちゃんとやらないと怒られそう」
「正直、できるだけ楽に終わらせたい…」
そう感じるのは、あなただけではありません。
実は、副業の確定申告でやることは思っているほど多くなく、
ポイントを押さえれば迷わず・不安なく進めることができます。
この記事では、専門用語をできるだけ使わずに、
副業の確定申告のやり方を“生活目線”でわかりやすくまとめました。
「申告が必要な人・いらない人の違い」
「準備をラクにするコツ」
「忙しくても無理なく終わらせる考え方」
この3つを押さえれば、確定申告は“怖いイベント”ではなくなります。
まずは肩の力を抜いて、読み進めてみてください。
副業の確定申告が「難しそう」「面倒」に感じる理由
副業の確定申告がしんどく感じる一番の理由は、
やることの多さではなく「よくわからない状態」で始めようとすることにあります。
ネットで調べると、
専門用語、細かい例外、やたら厳しそうな注意点ばかりが目に入り、
「間違えたら大変なことになるのでは…」と
不安が先に立ってしまいます。
さらに、副業は本業の合間にやっている人がほとんどです。
時間が限られている中で、慣れない作業をしなければならない。
この時点で「面倒」「後回しにしたい」と感じるのは自然なことです。
でも実際は、
副業の確定申告で多くの人がやる作業は毎年ほぼ同じで、
ポイントさえ押さえれば、必要以上に悩む必要はありません。
副業で確定申告が必要になる人・ならない人
副業をしていると、
「自分って確定申告、必要なの?」
ここが一番モヤっとしますよね。
結論から言うと、すべての副業に確定申告が必要なわけではありません。
確定申告が必要になる人の目安
会社員が副業をしている場合、
副業の所得(売上−経費)が年間20万円を超えると、確定申告が必要になります。
ここで大事なのは、「売上」ではなく「所得」だという点です。
たとえば、
-
副業の売上:30万円
-
経費:15万円
この場合、所得は15万円なので、確定申告は不要です。
「思ったよりハードル高くないかも」と感じた人も多いはずです。
確定申告がいらないケースでも注意したいこと
「20万円以下なら何もしなくていい」と思われがちですが、
実は住民税の申告が必要になるケースがあります。
ただし、これは多くの自治体で
-
書類1枚
-
オンライン提出可
と、かなり簡単な手続きです。
ここで、「じゃあ自分は該当するの?」と不安になるかもしれませんが、
目安はとてもシンプルです。
副業の所得が20万円以下で、
会社の年末調整はすでに済んでいる
→ この場合、多くの人は住民税の申告だけで足ります。
逆に、
「副業の所得が20万円を超えている」
「そもそも年末調整を受けていない」
このどちらかに当てはまる場合は、確定申告が必要になります。
細かい条件は自治体によって多少違いますが、
ほとんどの人は“思っているより簡単な手続き”で終わるので、
「税金=全部確定申告」と身構えなくて大丈夫です。
よくある勘違い
副業の確定申告で、特に多い勘違いがこちらです。
-
副業を始めたら必ず確定申告が必要
-
少額でも申告しないとバレる
-
1円でも稼いだらアウト
実際には、一定のラインを超えた人だけが対象です。
必要以上に不安になる必要はありません。
副確定申告を簡単にするために、最初にやるべき準備
副業の確定申告を「大変だった」と感じる人の多くは、
やり方を間違えたというより、準備の段階で力を入れすぎています。
確定申告は、
きれいに整理された帳簿や、完璧な管理ができていないとダメ
──そんなイメージを持たれがちですが、実際はそこまで求められていません。
ここでは、最低限これだけやっておけば大丈夫という準備を紹介します。
レシートや明細は「完璧に管理」しなくていい
まず安心してほしいのは、
レシートを1枚も漏らさず保管していなくても、すぐにアウトになることはありません。
大切なのは、
-
何に使ったお金か
-
副業に関係しているか
この2点が説明できることです。
クレジットカードの明細や、ネット購入の履歴が残っていれば、
十分に代わりになります。
「全部取っておかないと…」と構えるより、
あとから確認できる状態にしておくくらいの感覚でOKです。
帳簿づけは「最低限」で問題ない
帳簿と聞くと、
細かい項目をきっちり並べるイメージがあるかもしれません。
でも、副業レベルであれば、
-
いつ
-
いくら入ったか
-
いくら使ったか
この3つが分かれば十分です。
ノートやスプレッドシートでも構いませんし、
あとで会計ソフトに入力する前提で、ざっくりメモしておくだけでも違います。
最初から完璧を目指すと、
それだけで手が止まってしまいます。
1年分をまとめてやらない工夫をする
確定申告がしんどくなる最大の原因は、
1年分を一気に片づけようとすることです。
おすすめなのは、
-
月に1回
-
もしくは数か月に1回
「5分〜10分だけ、副業のお金を確認する時間」を作ること。
この小さな積み重ねがあるだけで、
申告時期の負担は驚くほど軽くなります。
副業の確定申告のやり方【初心者向け】
準備ができていれば、
確定申告は難しい判断をする作業ではありません。
基本は「流れに沿って入力するだけ」です。
ここでは、副業初心者でも迷いにくいように、
大まかな3ステップで説明します。
1.必要な書類をそろえる
まずは、手元にあると安心なものを確認します。
-
本業の源泉徴収票
-
副業の収入が分かるもの(振込履歴・売上管理画面など)
-
経費にしたい支出の記録(レシート・明細・履歴)
この時点で、
「全部そろっていないかも…」と感じても問題ありません。
あとから確認できるものが多ければ、
完璧にそろっていなくても進められます。
2.収入と経費を整理する
次に、副業で
-
いくら入ったか
-
いくら使ったか
を整理します。
ポイントは、
細かく分けすぎないことです。
「副業収入」「経費(通信費・消耗品など)」
このくらい大ざっぱでも、最初は十分です。
ここで整理できた数字が、
そのまま申告書の入力に使われます。
3.申告書を作成・提出する
現在は、
-
国税庁の確定申告書作成コーナー
-
会計ソフトやアプリ
を使えば、画面の指示に従って入力するだけで、
申告書を作ることができます。
計算も自動で行われるため、
税金の計算を自分でする必要はありません。
作成した申告書は、
-
オンラインで提出
-
郵送で提出
どちらでもOKです。
「確定申告=税務署に行く」というイメージがあるかもしれませんが、
自宅で完結する人がほとんどです。
副業の確定申告を楽にする進め方の選択肢
確定申告は、
全員が同じやり方をする必要はありません。
「自分でやるべきか」
「ツールを使ったほうがいいのか」
「誰かに頼んだほうがいいのか」
この選択を間違えないだけで、
確定申告のしんどさは大きく変わります。
自分でやる場合|費用をかけずに済ませたい人向け
副業の規模が小さく、
収入や経費の内容がシンプルな場合は、
自分でやるのが一番コスパが良い選択です。
国税庁の確定申告書作成コーナーを使えば、
質問に答える形で入力できるので、
初めてでも思ったよりスムーズに進みます。
「多少時間はかかっても、お金はかけたくない」
そんな人には十分な方法です。
会計ソフト・アプリを使う場合|とにかく手間を減らしたい人向け
「入力作業が面倒」
「来年以降も副業を続ける予定がある」
この場合は、
会計ソフトやアプリを使うと、かなり楽になります。
-
収入や経費を日常的に記録できる
-
確定申告の時期は自動でまとめてくれる
-
入力ミスを防ぎやすい
多少の費用はかかりますが、
時間とストレスを減らしたい人には向いています。
税理士に頼む場合|不安を手放したい人向け
「金額が大きくなってきた」
「内容が複雑で、自分では判断できない」
こう感じたら、
税理士に相談するのも立派な選択です。
すべてを丸投げする必要はなく、
-
ここだけ確認したい
-
一度チェックしてほしい
といったスポット相談でもOKです。
「お金を払って安心を買う」
という考え方も、確定申告では十分アリです。
副業の確定申告で失敗しないために知っておきたいこと
確定申告で一番つらいのは、
作業そのものよりも、**「これで合っているのか分からない不安」**です。
でも実際は、
次のポイントを押さえておけば、大きな失敗になることはほとんどありません。
完璧な申告を目指さなくていい
初めての確定申告で、
「1円も間違えずにやらなきゃ」と思う必要はありません。
多少の入力ミスや考え方の違いがあっても、
すぐに罰則になるケースはごくまれです。
分からないところは、
「現時点で分かる範囲で正直に入力する」
これだけで十分です。
放置・後回しが一番しんどい
確定申告が大変だった、という人の多くは、
作業量よりも、放置していた時間に疲れています。
「まだ大丈夫」
「そのうちやろう」
そう思っているうちに、
気持ちの負担だけが大きくなってしまいます。
少しでも着手しておくと、
不思議と気持ちは楽になります。
不安なときは「聞ける先」を使っていい
-
税務署
-
自治体の相談窓口
-
会計ソフトのサポート
確定申告には、
無料で聞ける場所がちゃんと用意されています。
一人で抱え込まず、
「分からないから聞く」を選んで大丈夫です。
まとめ|副業の確定申告は「無理なく続ける」が正解
副業の確定申告は、
特別な知識がある人だけのものではありません。
-
自分が対象かどうかを知る
-
準備は最低限でいいと知る
-
自分に合った進め方を選ぶ
この3つを押さえるだけで、
確定申告は「面倒で怖いもの」から
淡々と終わらせられる作業に変わります。
完璧を目指す必要はありません。
大切なのは、無理なく続けられる形を作ることです。
今年は、
「ちゃんとやらなきゃ」ではなく、
「これならできそう」という感覚で、
確定申告を終わらせていきましょう。


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